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レブルでキャンプツーリングするならCCバー1択

2021年2月6日

キャンプツーリングに興味があるが、レブルでは難しいのでは無いか?と悩んでいた過去の自分と、現在進行形で悩んでいる人に向けて、CCバー(シーシーバー)を使えば万事解決だよ、と教えるための記事。

キャンプのためにCCバーを装着してから2年以上、CCバーが欠かせなくなった俺がキャンプでの有用性と、さらに普段使いで見えた利便性を紹介する。

この記事の目次(クリックでジャンプ)

CCバーはアメリカンにのみ許された積載手段

バイクの積載といえば、シートバッグ、ホムセン箱、トップケースなどの選択肢があるのだが、アメリカンバイクに限りCCバーという選択肢が存在する。が、正直なところCCバーを取り付けた当時の俺は、アメリカンだったら見栄え的にCCバーの一択だろ、と思って考え無しに取り付けたのが本音。
しかし、CCバーを2年使用した今、デザイン的にも積載能力的にもベストな選択肢であったと実感している。

CCバーの積載能力は非常にシンプルな物で、CCバーにバッグを括り付けることで、バッグの容量をそのままの積載が可能となる。
なお、これがリュックであれば肩掛けを襷掛けのように引っ掛けることで安定した取り付けが行える。
なので、CCバー & リュック という組み合わせでの積載を前提に説明に取り掛かる。

キャンプに必要な積載量は60L(リットル)

すでにキャンプを自主的に行ったことのある人には不要な情報だが、普段行わない人に向けて。

現在の装備は、最低限とは言わないが、なるべく軽量、省サイズの道具を選んでいるため、比較的コンパクトに収まっていると思う。これで 50L 強程度の容量を必要とする。
なので、初めは 60L ないし60L以上の積載から始めると良いだろう。

初めは、必要性が高くサイズの嵩張る テント、寝袋、コット、チェア当たりのサイズ感を基準にリュックを選ぶことをおすすめする。
回数を重ねて行くにつれ、持っていく道具を洗練させるのもキャンプの醍醐味である。是非、その感覚も楽しんで欲しい。

CCバーは積載量を飛躍的に増大させる

CCバーはリュックを括り付けることで、リュックそのものの容量を得ることが出来ると述べたが、さらに工夫次第で積載を増やすことが可能だ。

キャンプにおいて必要性が高いが、サイズや形状のせいで積載が難しいコットやランタンもこのように括り付けることで、俺のキャンプツーリングを実現させてくれている。
このように、CCバーの積載能力は自由度が高く、キャンプ装備の拡張にも広い器で受けてめてくれる。

さらに後ろからのアングルはキャンパー感マシマシで、悦に浸れること請け合い。

CCバーのメリット

CCバーは、シートバッグやホムセン箱など他の手段と比較したとき、単純な積載能力以外にも多くのメリットを享受できる。

荷下ろしはリュックを下ろすだけ

キャンプ場は、キャンプサイトまでバイクの乗り入れ可能なオートキャンプ場だけではなく、駐車場からキャンプサイトまで数百メートル離れているような場所も存在する。

その場合、当然駐車場で荷下ろしをして設営地まで道具を運ぶことになるのだが、バイクキャリアにしっかり固定しているシートバッグやホムセン箱だと、荷下ろしが重労働になることは想像に難くない。
キャンプ場の選択肢を狭めないというだけで、強力なメリットと言える。

積載の安定感が抜群

シートバッグスタイルは道具を上に積む構造上、横の揺れに弱い。

対して、シーシーバーは荷物を鉄柱に括り付ける構造であるため、横の揺れに対する安定性が非常に高い。安定性の高さは運転時の安定性に直結し、さらに荷崩れのリスク軽減にも直結する。

広い選択肢からリュックが選べる

容量さえクリアすれば、自分の趣味に合うリュックが使える。

これは、バイク関連アイテムの選択肢が少ないことに対して、大きなアドバンテージだと思っている。
誰しも日常使いするバッグなら、自分なりにデザイン性や機能性、価格帯の観点からで選んでいるはずだ。しかし、ことバイクとなるとデザイン性の追求を諦めている。というよりもライダーの思考には選択肢が無いことが当然だと染み込まれている。

自分のセンスを表現するという点でもCCバーの特に優れた点だと考える。

CCバーは有用の長物

キャンプにおける有用性は前述の通りだ。しかし、キャンプは非日常だ。日常でのCCバーの使い勝手を考えたとき、それは正に無用の長物となるのではないか。いや、なるはずがない。 
CCバー使用歴2年の俺が、CCバーほど汎用性に長けた形状は無い、と書き綴る。

【メリット】リュックを掛けられる

すんげー当たり前なこと言ってるけど、リュックが掛けられる。
っていうか、前述でもそういう使い方しろって言ってるんだけど、これが普段使いにも刺さる。

リュック背負いながら運転ってすごく肩凝るから、地味にめちゃくちゃ助かっている。加えてCCバーへの付け外しが秒。

【メリット】タンデムの安定感

これも見たまんま。
普通、タンデムシートって同乗者が掴めるようにベルトが張ってあるんだけど、あれって怖いじゃん?。乗せる方も怖いし、乗せてもらう方も怖い。けど安心。CCバーは寄りかかれるうえに、掴めるので同乗者の安定感も精神衛生もばっちり。

しかも、これのおかげで後に男を載せても、腰に手を回されるという絵面を回避できる。

【メリット】ヘルメットロック

これはメーカーから提案されているユースケースなのだが、別売でヘルメットロック用の鍵が販売されている。

レブルはヘルメットロックが標準装備されているのだが、サイドバッグサポートを付けると届かない位置に取り付けられているとても残念な仕様。しかしCCバーにこのヘルメットロックを取り付けることで解決できる。
しかも標準装備のものより断然扱いやすい位置なので、乗り降りの手間の時短にも一役買っている。

【デメリット】バイクカバーが合わなくなる

車庫を利用している人には関係の無いことだが、本来のバイクのサイズに合わせたバイクカバーでは覆えなくなる。
シーシーバーを取り付けると、当然後方の車高が高くなるため、リアタイヤ付近のカバーが足りなくなる。そうならないために大きめのカバーを購入するか、カバーに穴を開けるなどの対策が必要となる。

シーシーバーは高過ぎる?

値段設定はシーシーバー本体が1万円、固定用のステーが1.3万円となっており、合わせて計2万越え。どう考えても高いが、これが需要と供給が釣り合っていないバイクパーツ業界の悲しい現実。しかし釣り合うことは近い将来にはきっと起こらないので飲み込むしかない。
では、どんな人が買うべきなのか、をまとめたのが以下

  • キャンプなどの大荷物を積むロングツーリングによく行く
  • アメリカンバイクへのシートバッグやホムセン箱積載の見栄えに疑問を抱いている
  • 普段、カバンを背負ってバイク通勤・通学をしている

取り付け時には想定していなかったが、自分的にはこの3点をクリアにしてくれたことに大いに満足している。
初期費用は少々嵩張るが、取り付け後に掛かるコストは無いので、この3点に当てはまるが、値段だけがネックになっている人がいるなら、是非利用してみることをおすすめする。

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